愛宕山月輪寺道・大杉谷道



清滝(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 毎年8月16日は愛宕山に登って愛宕神社に参拝することが恒例となっていましたが、8月16日は意外と天候が悪い日が多く、この日の天気予報は午後から雨とありました。

 そこで行程が短い月輪寺道を通り、帰りに月輪寺の支道である大杉谷道を通ることにしました。月輪寺道は以前、下山の際に通過したことがあったので、万が一雨が予想される時には、行ったことがある道を通るのがベストではないかと思ったからです。実際この日の夜は大雨でした。

 月輪寺道は清滝から清滝川を北上し、途中で支流の堂承川に沿って歩き、月輪寺道入り口から山道を登って月輪寺を経由して愛宕神社に到る、全長約4.6kmほどの道程です。といってもこのうち月輪寺道入り口までの平道が1.9kmほどあるので、山登りするのは2.7kmほどです。


愛宕山月輪寺道(カシミール3Dにより作成。黄色が往路、青色が復路)

 まず清滝から愛宕神社の鳥居に向かい、愛宕神社の鳥居の前を左折して舗装された道路を北に向かいます。道路は清滝川右岸に沿っており、また京都一周トレイル北山西部コースのルートでもあるのです。ちなみに愛宕神社の鳥居前は京都一周トレイルの94番標識となっています。


清滝の愛宕神社鳥居前(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



京都一周トレイル93標識付近(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



京都一周トレイル93標識付近(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 堂承川に沿って北に進むと写真下のような分岐に出ます。ここを左に進むと空也滝に到達し、トタン製の茶色の小屋の背後を進むと月輪道となります。小屋には白ペンキで直接「↑ここから2m 月輪寺のぼりぐちです」と書いています。


月輪寺登り口(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 途中に「身助地蔵」という石地蔵があります。空也滝と月輪寺の中間地点と書いていますが、ここから急に登りがきつくなるので、ここでほっとすると後が大変です。


身助地蔵(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 愛宕山の山道全体がそうですが、月輪道もまたチャートを中心とした岩石が多く、登る時に意外と足場が悪いことがあります。月輪道もある程度登ると地面から岩石がみえなくなり、柔らかい土が多くなるので、足の負担が減ります。

 ここからはあと30分ほどで月輪寺です。


月輪寺道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



月輪寺道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 月輪寺に到着です。樹木が生い茂っているので、ここからの眺望はあまりよくありません。


月輪寺(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



月輪寺(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



月輪寺からの眺望(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)。何となくしかみえない。

 月輪寺の境内を抜けて再び月輪道を進んで愛宕神社を目指します。ここから1.5km程で愛宕神社です。


月輪寺道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



月輪寺道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 途中、大杉谷道への分岐がありますが、復路に通るのでここでは確認のみ…。


月輪寺道と大杉谷道との分岐(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 さらに登ると大きな岩が多数出現します。ここで昔、どこかの大学の地学らしきゼミの巡見をしているのを見たことがあるので、そこのところでは有名らしいです。

 ここから京都市内への眺望は素晴らしいの一言です。


月輪寺道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



月輪寺道からの京都市内への眺望(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 ここから先は愛宕神社です。これまで愛宕神社へはいくつかの道を登ってきましたが、この道が一番体力的余裕がありました。(楽だったという意味ではありません)


月輪寺道との分岐(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



愛宕神社(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 ここから復路です。月輪寺道に戻って、途中の分岐から大杉谷道を経由して清滝に戻る、合計約5.1km程の行程です。

 まずは月輪寺道に向かいます。


月輪寺道との分岐(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 先程通過した大杉谷道との分岐です。U字に進み大杉谷道に向かいます。


月輪寺道と大杉谷道との分岐。西から見る(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



月輪寺道と大杉谷道との分岐。東から見る(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 大杉谷道は狭いところでは30pほどしかない細い山道で、片側が谷になっているので、少しでも足を滑らせるとそのまま転落する危険性があります。しかも山道の一部には木の根が多く、急な坂道なので、足が取られてしまいます。

 正直に告白すると、下山ルートでここを選択したのは間違いだったような気もしますが、登りでこのルートを選択すると、月輪寺道との分岐の直前がかなり急なので、再挑戦でこの道を登る気持ちが失せてしまいます。


大杉谷道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



大杉谷道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 大杉谷道は丸太の橋が架けられている場所が多いのですが、中には架橋効果がよくわからないところに架けられているものもあります。


大杉谷道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



大杉谷道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 木の根が多かった急な坂道をすぎると、土質の多い平坦な道となります(途中で木の根が多い道もあったりするのですが…)。そしてチャート質の岩石も地面にちらほら顔を見せます。

 この付近には丸太で作られたベンチが二ヶ所あります。いずれも朽ちているのですが、最初にあったベンチは眺望がこれでもかというくらいに悪く、崖しかみえません。ただしこの下から水の流れる音がするので、下に川があることがわかります。

 二つ目のベンチ(赤いペンキで「第二ベンチ」と書いてある)からの眺望は少しましで、大杉谷が一望できるという程度です。


大杉谷道。二つ目のベンチがみえる(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



大杉谷道からの眺望(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 大杉谷道はやはり橋が多いのですが、途中で岩に橋が架かっている難所のような場所があり、どうやって渡ったら良いのか困ってしまうところがあります。冷静にみると足場があって何てことはないのですが、平坦に道に突然難所風な場所が出現すると驚いてしまいます。


大杉谷道。見えにくいが橋が二つある(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



大杉谷道。難所風(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



大杉谷道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



大杉谷道に流れる小川(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

 左下に舗装された道路がみえると、これが堂承川を沿う、京都一周トレイル93標識から月輪寺道入り口にかけての道となります。


大杉谷道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



大杉谷道(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)

[参考文献]
・『京都一周トレイルコース公式ガイドマップ 北山西部』(京都一周トレイル会、2009年7月) 
・『週間ふるさと百名山33 六甲山・金剛山・愛宕山』(集英社、2011年2月)


大杉谷道分岐(平成28年(2016)8月16日、管理人撮影)



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